2025年7月30日、弊社が運営を担う常滑市給食センターで、常滑市内の小学生を対象に、「わくわく・モグモグ探検隊」イベントが開催されました。当日の様子をレポートいたします。
わくわく・モグモグ探検隊
このイベントは、子どもたちに給食の裏側を知ってもらうことはもちろん、日々の「食」がどのように準備されているかを学ぶ食育の一環として、常滑市給食センター様にて企画されました。参加者を募ったところ、30名の定員に対して約9倍の応募が集まったとのこと!常滑市の皆さまが、給食に対して高い関心を寄せていることがうかがえます。その中から抽選で選ばれた市内の小学生1~6年生がセンターに集まりました。
カメラで潜入!センターの中を間近で体験
冒頭では、弊社社員がカメラを手に調理現場へ潜入。通常は見学コースから一部しか見られない調理室を、大スクリーンに投影して子どもたちと中継を行いました。野菜を刻むスライサーや、煮炊き用の大釜、揚げ物ラインなど、実際に調理が進行している様子を、子どもたちは集中して見学していました。


潜入中には子どもたちから質問をもらったり、「この機械は何に使われるでしょうか?」といったクイズを出題して考えてもらう場面もありました。さらに、調理員にもインタビューを行い、普段給食をつくっている“人”の存在を知ってもらうことで、食への親しみを持ってもらえる機会となりました。
給食体験コーナーで「見て・着て・持って」体感
続いては、子どもたち自身が参加できる体験型のコーナーへ。見学ルート上に設置された体験ブースでは、調理員が実際に使用している制服や靴を着用してみるコーナーがあり、「意外と軽い!」「たくさんの工夫がありそうな服だな」と楽しんでもらえました。

さらに、ある日の給食から実際に出た残飯を持ってみる体験なども実施。「残飯重いね」「食べ残しってこんなにあるんだ」といった声があがり、食べ物を大切にする意識を自然と育む時間となりました。

またそれだけでなく、当日喫食する給食の栄養素について、市職員の方が説明し、どのような栄養素が私たちの体づくりに役立っているのか、丁寧に知る機会も設けられました。

お待ちかねの給食
その後は、いよいよ給食タイム。つい先ほどまでカメラ越しに調理の様子を見学していた、その給食メニューが子どもたちのもとに運ばれました。この日のメニューは、ごはん、牛乳、麻婆豆腐、鶏の竜田揚げ、ビーフンの中華炒めという、子どもたちにも人気の献立でした。「おかわりあるよ」という声にはたくさんの手が挙がり、じゃんけんで誰がおかわりをゲットするか決める場面も。調理を担当した私たちにとって、とてもうれしい光景でした。

また、イベントの終わりには「探検がんばったで賞」をみんなに授与し、普段学べないことをたくさん学んでもらった証として、表彰しました。市のキャラクターである「トコタン」をかたどったクッキーのプレゼントもあり、大きなクッキーを手に子どもたちは嬉しそうに会場を後にしました。

企画の背景
今回のイベントは、常滑市給食センターとしても初の試みとなります。なぜこのような企画が発案されたのか、担当者の方に伺いました。
「昨年、給食センターが新しくなったばかりであることと、夏休みが重なったことで、今回は体験型のイベントにしようと考えました。普段入れない場所を見てもらい、実際に給食も食べてもらえる内容にすることで、楽しんでもらえたらいいなと。応募も予想以上に多く、給食への関心の高さを改めて実感しました。今後もこうしたイベントを継続していけたらと思います」
また、別の担当者の方にも「準備は大変でしたが、私たちとしても大変楽しいイベントとなりました」と笑顔で語っていただきました。
取材を終えて
今回の見学会の参加理由について尋ねてみると、「おばあちゃんが昔給食を作ってたって聞いて興味がわいた」「給食が好きだから、どうやって作ってるのか知りたかった」といった声が聞かれました。私たちにとって、地域の子どもたちが給食に関心を持って実際に触れてみようとしてくれることは、大きな喜びです。このような体験を通じて、食べることの大切さや楽しさを伝えられることは、給食事業に携わる者として大きな誇りであると改めて感じました。
今後も、地域とともに歩みながら、食育を通じた学びの場を提供し続け、地域に根差した企業としての責任を果たしてまいります。
