【お客様インタビュー】
コミュニケーションが重要
だからメーキューとならやっていける

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有限会社ソシオが運営する住宅型有料老人ホームかざぐるま名東様は、以前の委託会社とのコミュニケーション上の課題を解決するため、メーキューとの契約を結びました。この記事では、かざぐるま名東様がメーキューとの取引後にどのような変化を経験し、その価値と期待する展望について、有限会社ソシオ 住宅型有料老人ホーム かざぐるま名東  東賢司さんにお話を伺いました。

施設運営を共にするのは「業者」ではなく「チームメイト」

こんにちは、本日はお話を伺えて嬉しいです。メーキューが委託させていただいてから半年以上経ちますが、感想をお伺いしてもよろしいでしょうか。

─ 東社長:正直に言いますと、大、大、大満足です。

まさか、そんなにお喜びいただけるとは思いませんでした(笑)

─ 東社長:(笑)一般的には施設側が「業者を使う」という感覚のところが多いと思いますが、私は「チームメイト」と捉えています。一つの施設を運営する目的を持った仲間とタッグを組んでいる、そんなイメージで考えています。だから、チームメイトであるメーキューさんの存在は非常に嬉しいです。

それは本当に嬉しいお言葉ですね。ここで終わりにしても良いのですが、もう少しお話を伺ってもよろしいでしょうか?(笑)

─ 東社長:もちろん、お願いします(笑)

かざぐるま名東様はこの2023年3月で12年目を迎えました。これまでの11年間で複数の給食会社にお願いしてきたそうですが、何か不満や課題があったのでしょうか?

─ 東社長:そうですね、これまでの経験では、期待するような運営がなかなか実現できないと感じることが多かったです。しかし、メーキューさんになってからは、私が描いていたイメージに近づいてきています。

他の業者さんとの違いは何でしょうか?具体的にお教えいただけますか?

─ 東社長:まず、コミュニケーションが取りやすいという点ですね。メーキューさんは私たちの要望に対して一方的に進めるのではなく、真摯に一つ一つをサポートしようという姿勢が感じられます。しかも、担当の方一人だけでなく、いろんな部署の方々が一生懸命サポートしてくれていることも分かります。実際に名刺だけでも20枚以上いただきました(笑)。それだけでも、たくさんの方々がサポートしてくれていることが伝わってきます。私たちのような小さな施設でも、きちんと対応してくれていることが伝わってきて、本当に嬉しいです。

異業種からの介護事業参入

話は変わりますが、初めてこちらにお邪魔させていただいた際、東社長が他のスタッフの方達とすごく楽しそうに一緒に入所者様のお食事のお世話をなさっていたのが印象に残っています。会社を立ち上げる前から介護のお仕事をなさっていたのでしょうか。

─ 東社長:学生時代の先輩後輩にあたる男性と二人で平成10年に有限会社ソシオを立ち上げました。彼は現在、施設長をしているのですが、それまではお互いに全く違う業種で働いていました。それまでは営業職で数字勝負していました。ある時、数字以外で勝負できる仕事は何だろうと考えた時に介護という分野は数字だけではなく、マンパワーで人としての勝負ができるのではないかということに気づいて、「ちょっとやってみようか」という形で始めました。

なかなか「やってみようか」だけでは始められないですよね。

─ 東社長:平成10年というのは介護保険制度が始まる前で、男性が介護をすることがまだ珍しかった時代です。男性が介護をしたらどうなるのだろうと思っていた時に身内の介護が必要になった時期がありまして、その経験から何かできることがあるのかもしれないとやってみることにしたのが20代の時でした。

経験や知識がほぼゼロの状態から始められたんですね。そこから始めるのは大変だったのでは?

─ 東社長:昼間はヘルパーをして、夜間に学校に通いながら社会福祉士を取得したんですけど、その期間に介護の現場では女性だけでなく男性のニーズがあるということを確信しました。そこで面白みが出てきて、捨てるものも怖いものもない男性二人だから少しの儲けがあればやっていけると思い、介護サービスで一日10~20軒回りながら二人だけでは足りなくなってきた頃には人を雇うことにしました。もちろん給料も大事ですが、働く人が安心して働ける場所にするのが大切だと思いながらやっていました。

もともとは北区を拠点に訪問介護事業をしていたのですが、名東区で施設運営をやってみないかというお話を頂いて、「かざぐるま名東」が立ち上がりました。

─ 東社長:在宅でやってきた実績があったからこそ、施設でやれることがあると思って、ここで施設運営を始めたのが平成24年でした。ドカーンっと借金して(笑)。

軌道に乗っていた在宅介護から施設運営への挑戦にリスクを感じることはありませんでしたか。

─ 東社長:全然そういう風には思わなくて、施設ってどんなものなのかなって思っていましたね。それと介護サービスで一軒一軒のお宅を回っていた時に、ショートステイから戻った方の状態が悪化していた事があって、施設に対する疑問が湧いてきて、それなら自分たちでやってみようと。まさに勢いでしたね。採算なんて考えていなかった。こんなに大変だとは思わなかったですけど(笑)。やってみたら想像以上にお金が必要で本当に苦労してきました。

美味しい食事作りには良好なコミュニケーションが重要

話は変わりますが、こちらの施設では東社長自ら入居者のお世話をされていると伺いました。入浴介助もなさっているそうですね。

─ 東社長:うちには社長室がなく、私の机は事務室内にあります。普段はスタッフと同じユニフォームを着用しています。スタッフの方々も私を社長として意識していないかもしれません。不満や愚痴を聞かされることもありますが、私は社長としての一線を引きたくないので、このスタイルで良いと思っています。

スタッフの方々とはチームメイトのような関係なのですね。

─ 東社長:はい(笑)。私は食事が生活の中で非常に重要な要素だと考えており、本来は自分たちが担当すべきだと悩んでいました。業者に委託すると意思疎通がうまくできないことに気づきました。入居者の方々にとって食事は重要なイベントであり、生きる力につながっているのに、委託業者との意思疎通が難しいことがあります。

─ 東社長:最初は大きな会社と契約しようと思いましたが、その会社は私たちの方針に合わせてくれませんでした。理由は食数が少ないからだと言われました。さらに、厨房の声が事務室まで聞こえていて、雰囲気が悪かった。その結果、ミスが多くなり、「食事を出しておけばいいでしょ」という雰囲気になっていました。味は同じかもしれませんが、そんな状態で作られる食事には心がこもりませんよね。

─ 東社長:同業者の集まりでも、委託業者に関してはコミュニケーションをしっかり取れるかどうかが重要だと話しています。だから私はメーキューさんを集まりの時にも紹介させていただいています。小さな施設でも包括的なサポートができるという点が非常に魅力だと思っています。

入居者様の感情を揺さぶった特別食イベント

特別食イベントについてお聞かせください。

─ 東社長:かざぐるま名東の感謝祭としてお寿司とケーキのイベントを実施しました。これまではコロナ渦で中止になっていたため、約3年ぶりの開催となりました。入居者の皆さんに喜んでいただけたことももちろん嬉しかったですが、働いているスタッフにも提供して喜んでもらえたことはとても嬉しく思っています。休日にも関わらずイベントに顔を出してくれたスタッフもいました。(笑)

 

今回の特別食イベントは入居者様に好評だったようですね。

─ 東社長:本当に良かったです!かざぐるま名東では介護度の高い方が多いため、食べていただけるものが限られてきます。しかし、お寿司が思っていた以上に食べやすく、刺身の味や食感を楽しんでいる様子が見られました。また普段は食が細い方達もたくさん食べていて感動しました。普段あまり召し上がらない方が泣き始めたのには心を掴まれました。その方は感情をあまり表さない男性の方ですが、お寿司を食べて声をあげて泣き始めたんです。ミキサー食の方ですが、口に運んだマグロの味、わずかに残る食感がうれしかったようです。動画を撮っていたので、あとでご家族にお見せして、すごく喜んでいただけました。

最後に、今後メーキューと一緒にやっていきたいことはありますか?

─ 東社長:そうですね。今回のお寿司のイベントで食に関するイベントの面白さがわかったので、定期的にこれからもやっていきたいですね。いつかメーキューさんと一緒に新しいことも試してみたいです。既にアイデアはありますよ!(笑)

力強いお言葉ですね。今日は楽しくお話しできて本当にありがとうございました

─ 東社長:こちらこそ、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

左から岡本店長、東社長