【イベント】大同特殊鋼グループ様
地産地消とフードロスへの取り組み

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2023年12月13日(水)に大同特殊鋼グループ滝春地区の食堂にて、大同特殊鋼株式会社、大同マシナリー株式会社、大同プラント工業株式会社、メーキュー株式会社の4社がコラボし、SDGsに関連した食事の提供イベントを行いました。当日の様子をお届けいたします。

大同特殊鋼グループのSDGsへの取り組み

今回の企画の発端である大同グループ様は、サステナビリティな社会を目指し、「高機能特殊鋼を極め、“グリーン社会の実現”に貢献する」をテーマに、日々様々な取り組みをされている企業グループです。SDGsに関してもマテリアリティ※を定め、グループ全体の核となる「モノづくり」を通して社会への貢献を目指しています。

また、事業分野だけでなく健康経営にも積極的に取り組まれており、「健康経営銘柄」や「健康経営優良法人」に選出されるなど、幅広い分野で成果を上げられています。

※マテリアリティとは
企業が優先して取り組む重要課題のこと。特にSDGsにおける取組みを明確に示すための指標として定められます。

大同グループ マテリアリティ                                   (大同特殊鋼(株)HPより:https://www.daido.co.jp/)

会社の垣根を越えて集まるSDGs委員会

今回の企画は、大同特殊鋼株式会社・大同マシナリー株式会社・大同プラント工業株式会社、そしてメーキューの4社からなるSDGs委員会が中心となり、立ち上がったものです。この委員会は、SDGsへの取り組みを推進することを目的に、会社の枠組みを超えて結成されました。定期的な打ち合わせを通して様々な企画を立ち上げており、その中から今回は、地域社会との繋がりを感じられる「地産地消」、そして食品を無駄にしない「フードロス削減」に関するイベントを、大同特殊鋼グループ滝春地区内の食堂にて行うことになりました。

SDGs委員会 啓蒙ポスター

知多牛100%のハンバーグステーキ

まず、愛知県内での「地産地消」という観点から、地元食材として、知多牛が選ばれました。知多牛は、知多半島のストレスが少ない穏やかな気候で育てられた牛です。そのため肉質が柔らかく、甘みがあるのが特徴です。今回はその知多牛を、ハンバーグステーキにして提供することになりました。

安心・安全のブランドを掲げる知多牛                           (知多牛公式サイトより:http://chitagyu.co.jp/)

ベジブロススープ

また、メーキューからも「フードロス削減」の一環として、ベジブロススープを提供することとなりました。ベジブロスとは、ヘタや芯、皮などを煮出してつくるだしのことです。捨ててしまいがちな部分でも、ベジブロスによって活用できるため、無駄をなくすことができます。野菜ならではの甘みや風味が特徴となり、どんな料理にも合う万能のだしとなっています。
今回はこのベジブロスを使用し、ハンバーグとも相性が抜群のスープを作ることにしました。

約4kgもあった廃棄予定の切れ端をまとめて、
だしを取ってみると…
なんと、200人分のスープに!

当日の様子

皆様においしいものをお届けしたいという気持ちから、スタッフたちは前日から入念な仕込みを開始。当日も、イベントを成功させるために早朝から調理を開始しました。

今回の提供は、フードロスの観点からも完全予約制を導入。その日を迎えてみると、なんと約190名の方にご予約をいただいておりました!これは、この日の食堂利用者全体の約3分の2にあたる人数です。SDGsに対する皆様の関心の高さが窺えます。

地産地消メニューに並ぶご利用者様

そして、予約券を引き換えて早速食事を召し上がる方々からは、続々と「おいしい」というお言葉が。
また、大同特殊鋼株式会社機械事業部公認のSDGsキャラクターたちがご利用者様のインタビューをして回っており、その様子もとても微笑ましいものでした。

大同特殊鋼(株)機械事業部SDGsキャラクター                                  さもてぃー☆たき(左)とさもてぃー☆はる(右)

利用者様の声を一部ご紹介いたします。

「最初はちょっと油っこいのかなと思ったんですが、実際に食べてみるとさらっとしていてまだまだ食べられそうでした」
「いつもハンバーグにはソースをかけて食べるのですが、お肉自体に旨味があって美味しくて、今回はソースなしで食べても本当においしかったです」
「牛肉の口当たりがとても優しくて、とても柔らかかったです。和風ソースをかけてみたらさっぱりとして、すぐにご飯が半分なくなってしまいました」

当日の提供メニュー                               サラダも愛知県産の野菜を使用

中には知多市出身の方もおられ、「地元のお肉がこんなにおいしいんだったら、もっと早く食べればよかった」という声も。今回のイベントのテーマである、おいしさを知っていただき、個人でも手に取っていただくという目的は、無事に達成されたようです!

 

担当者から見たイベント

素晴らしい結果で終わった今回のイベントですが、当日に至るまで様々な苦労があったと、担当の方は言います。

「SDGsという大きなテーマに、何をどう絡めるのかという案出しのところにとても苦労しました。どんなメニューにしたらみんなに食べてもらえて、かつ満足していただけるのかということを考えるのが、一番難しかったです」

予約の方法やPR方法など、何度も打ち合わせを重ねて実現した今回の企画。おいしいと言いながら食べている従業員の方々を見て、委員会メンバーの皆様も「大成功です」と満面の笑みを見せてくれました。

「大変なこともたくさんありましたが、皆さんが喜んでくださって本当に嬉しいです。今後もメンバー同士で協力しながら、定期的にイベントを開催していきたいですね」

取材を終えて

地球が抱える様々な問題に対し、どう向き合うのか。企業としてできることと個人でできることに差はあれど、様々な垣根を越えて1つの目標に向かっていくことの大切さを、今回の企画であらためて感じました。少しずつではあるかもしれませんが、社会への貢献を目指して、一歩一歩みんなで着実に進んでいけたらいい——そんな風に感じさせてくれるイベントでした。

メーキューはこれからも、ステークホルダーの皆様と一緒に様々な課題を解決していく企業であり続けます。